北殿町商店街
北殿町商店は、松江城北堀橋南詰から大手前通りにかけて、南北に長い通りにある。一つ隣の惣門橋通りは伝統美観保存区域に指定されている。
江戸時代には家老屋敷が並んでいたが、明治以降屋敷は取り壊され民家に分配されたことにより町は様変わりした。
当時の屋敷を思わせるような佇まいの歴史館や、飲食店など観光客向けの施設がある。
松江城に続く大手前通りは拡幅工事により道幅が広がったことから渋滞緩和され交通アクセスも良くなっている。
昭和に入ってから商店会が発足し、専門店や工芸の店ができ始めたが、徐々に商店数が減少し空き店舗が増えるようになった。
老朽化した建物の取り壊しが続き、空き土地が一気に増えた時期もあったが、武具専門店や佛具店、塗物工房が生業を続けている。
最近では、コインパーキングや新しく住宅ができる中で立て続けにゲストハウスが3軒できたことは、北殿町としての大きな変化といえる。
美観地区に指定された塩見縄手エリアへのアクセスもよく、松江城まで徒歩数分の立地ということもあり最近では、外国人の観光客を見かけることが増えてきた。
商店街の若い店主の店舗を中心に不定期に朝一や、ナイトマーケット、近隣の店舗と協力したイベントを企画するなどの動きもでている。