南殿町商店街
南殿町地区は、島根県庁並びに官公 署・病院・デパートを中心として発展していたが、平成 10
年春に核となる店舗であったデパートが松江駅前に移転したことにより人の流れが一変し、空き店舗が目立つようになった。
地区周辺の観光化へ向けた施設整備等の事業に合わせ、マンションとテナントが合わさった複合施設など再開発ビルが建ち始めたことにより、衰退していた商店街の空き店舗も埋まるようになってきた。
登録有形文化財に指定された旧日本銀行松江支店の建物を利用した工芸館カラコロ工房、カラコロ美術館の間の通りを中心とした商店街。
一歩路地に入ると現れる料亭旅館を改修した飲食店は、ビルやマンションが囲む中でひと際目に止まる。
創業当時の面影を残しつつ管理された庭園や、客室に松江の歴史や文化を感じることができる。
南殿町商店街には飲食店や、ブティック、レコード屋、精肉店などバラエティーに富む商店が並ぶ。昼時になるとランチを求める人たちが通りを行き交い、美味しそうな匂いが漂う。
コンサートなどが開催される県民会館や、松江城、バス乗り場もあるため、観光客のアクセスもいい立地となる。
京店と合同で開催するカラコロまつりでは、歩行者天国になりフリーマーケットや、ライブ、屋台もでる。
カラコロ工房は改修工事により一時閉館。令和6年10月頃再オープン。